香りの散歩道


月に住むには・・・

墨絵・朝野泰昌
「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。

今日のお相手は、私、木村匡也です。
金曜日の夜、9月29日は十五夜です。
まあるいお月さんが、綺麗に見えるといいですね。


近ごろは、遠くから眺めているだけでなく、月に住むための研究も進んでいるそうです。
まるでSF映画のようですが、せっかくですから、少しだけ月での暮らしを想像してみませんか。


重力は地球の6分の1ですから、地上では重たく感じる荷物も、ラクに運べそうです。
大気はほとんどありませんが、水はたくさんあるだろうと言われています。
その水資源を確保すれば、酸素と水素に分解して使うこともできるとか。
太陽光発電もできるので、電気も使えます。
そう考えると、エネルギー問題は何とかなりそうですね。


ただ、太陽の光が当たる時間帯は、月面の温度が110度くらいになり、夜になるとマイナス170度くらいになるとか。
この激しい温度差に耐えて、隕石からも守ってくれる家を建てるとなると、地球から建築材料を運ぶだけでも、相当な費用がかかるでしょう。


家賃はいったい、どのくらいになるのか・・・と、リアルに想像すればするほど、月に住む未来が遠のいていく気がするのは、私だけでしょうか。

ちなみに、大気がないと香りを感じることはできませんが、月面着陸を果たしたある宇宙飛行士は、「火薬のような匂いがした」と語っているとか。月に住むためには、まだまだクリアしなければならない課題がありそうですね。

*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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